京都二拠点生活3-4_京都の中華
幻冬社文庫の姜尚美著「京都の中華」を読んだ。
著者は1974年京都生まれ、情報誌を経て2007年からフリーランスの編集者、ライター。
校條剛著「にわか〈京都人〉宣言」では本書を愛読書に挙げていた。
前半は名店の歴史やお薦め料理の紹介、〈餃子〉草魚、盛華亭 〈鶏〉蕪庵、芙蓉園 、鳳飛、八楽 〈海老〉ハマムラ河原町店、ぎをん森幸 〈肉〉糸仙、駱駝、竹香 〈飯〉盛京亭、北京亭 〈麺〉平安、ぎをん翠雲苑、中華のサカイ本店、やっこ、など。
後半は高華吉さんのこと、付録に京都の中華アドレス が付く。
著者が各店主に聞き込みして纏めた中華の系統図には二大系譜がある。
「鳳舞系」という1920年代に支那料理ハマムラの料理長だった高華吉の系譜と、祇園の細い路地奥で51年に創業した「盛京亭」の系譜だ。
前者は芙蓉園、糸仙、鳳飛など、後者には盛華亭、八楽がある。