hiroy's blog

令和3年秋に京都と2拠点生活を開始

京都二拠点生活3-5_イケズの正体

幻冬舎新書の石川拓治著「京都・イケズの正体」を読んだ。

著者は1961年生まれの京都大好きなライター、「京都イケズは日本再生の処方箋になる」と言う。

目次は  ①「はんなり」だの「みやび」だのが京都ではない  ②なぜ京都の味は淡いのか  ③老舗の力は生まれ変わる力  ④抹茶と番茶  ⑤そうだ「京都」を見倣おう!  となる。

③には、姜尚美著「京都の中華」で二大系譜に挙げられた「盛京亭」が登場する。

味に厳しい祇園で70年に亘り磨かれてきた焼き飯の「静かな味」を堪能したい。

④で、京番茶の強烈な煙の匂いについて記述がある。

土間に竈のある京都の古い家屋には煙がつきもので、焦げる臭いへの愛着が受け継がれているという。

⑤では、東京と京都の違いに個性的なバーの存在を挙げる。

家から歩ける所にも数軒あるので、まず近場からトライしてみたい。

著者は「十年我慢すれば京都の町が守ってくれる。」と締め括る。

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