たまに京都生活4-28_宵々山
後祭宵々山の22日に上洛した。
祇園祭は初めてで、着いた日に山鉾町まで見学に出掛けた。
四条通を西に進み、途中、神輿が納められた御旅所で厄除粽を入手した。
新町通に左折して直ぐに大船鉾、金箔を施した龍頭が印象的だ。
引き返して四条通を渡り、北に進むと南観音山、北観音山、八幡山と続く。
三条通に右折するといよいよ鷹山、ちょうど燈も灯り、お囃子が始まった。
鷹山は応仁の乱以前から出ていたが、文政九年(1826年)神事の際の大風雨により大破し、それ以来の加列となる。
室町通に左折して役行者山、引き返して黒主山、鯉山と続き、蛸薬師通に左折すると橋弁慶山がある。
24日後祭に巡行する山鉾11基のうち、9基を回ったところで雨が降り始め、残りの鈴鹿山と浄妙山は翌日の宵山に見学することにした。
宵山はかなりの賑わいで、特にお囃子のある鷹山、北観音山、南観音山の近くは人混みで進めないほどだ。
たまに京都生活4-27_山鉾図鑑
月刊京都7月号の特集は「祇園祭に再び出会う」。
巻頭を飾る「山鉾図鑑」は話題の鷹山をピックアップ、196年ぶりに後祭の巡行に復帰する。
前祭の山鉾は"くじ取らず"で先頭を務める長刀鉾、同じ四条通の函谷鉾、月鉾、郭巨鉾、四条傘鉾、室町通の菊水鉾、山伏山、白楽天山、鶏鉾。
続いて新町通の放下鉾、船鉾、岩戸山、東洞院通の保昌山、仏光寺通の木賊山、綾小路通の綾笠鉾、芦刈山、伯牙山。
錦小路通の占出山、霰天神山、西洞院通の蟷螂山、油小路通の油天神山、太子山、烏丸通の孟宗山の23基だ。
後祭の山鉾は、三条通の鷹山、烏丸通の鈴鹿山、室町通の役行者山、鯉山、黒主山。
新町通の大船鉾、北観音山、南観音山、八幡山、六角通の浄妙山、蛸薬師通の橋弁慶山の11基になる。
山と鉾の大きい違いは、山は舞台に真松を立て、鉾は屋根に20m以上の真木を立てるそうだ。
初めて観る山鉾巡行、とても楽しみだ。
たまに京都生活4-26_祇園祭
京都手帖を眺めると"文月"も七夕祭など行事が多いが、何と言っても3年振りの祇園祭が楽しみだ。
開催期間は7月1日から31日、2日に「山鉾巡行」の順番を決める「くじ取り式」が行われ、前祭(さきまつり)の「山一番」は「孟宗山」に決まった。
10日は八坂神社、四条大橋で「神輿洗式」、10日から14日は「山・鉾建」、各山鉾町で山鉾を組み立てる。
14日から16日は「宵山・屏風祭」、17日の「神幸祭・神輿渡御」と続く。
八坂神社を出発した3基の神輿が氏子区域を通り、四条寺町の御旅所に入る。
露払いの山鉾巡行は、前祭が17日、後祭が24日に行われる。
17日は四条烏丸を9時に出発し、河原町を左折、京都市役所前を左折、烏丸御池を過ぎて新町通に13時頃到着する。
24日は逆方向に進み、烏丸御池を9時半に出発、四条烏丸に12時前に到着の予定だ。
24日の「還幸祭」で、神輿は御旅所から氏子地区を回り、八坂神社に戻る。
たまに京都生活4-25_三室戸寺
6月下旬に上洛し数日間滞在した。
幸い雨には当たらなかったが、かなり蒸した。
初日は寺町通を散策、建て替えられた鳩居堂で一筆箋を、村上開新堂で有名なロシアケーキを購入したが、ワンコ連れなので町家を改修したカフェには入れず。
翌日は紫陽花目当てに、宇治の三室戸寺まで遠出した。
1250年前の古刹だが、立地や知名度でややマイナーでは、と思いきや然にあらず、大型バスの駐車場もあり参拝客が引きも切らなかった。
尤もこの時期は特別かもしれない。
京阪宇治線三室戸駅から中書島で本線に乗り換え、墨染駅で下車して藤森神社へ。
こちらも平安以前の歴史がある社で、やはり紫陽花が有名だ。
久々のお稲荷様だが、1月から境内のワンコ帯同が不可となっており、大変ショックを受けた。
たまに京都生活4-24_歩き方②
巻頭特集「京都でしたいこと10」の06は"おだしが主役の美食に酔う"。
うどんすきの権太呂、親子丼のひさご、しっぽくうどんの冨美家など、散歩コースのひさごはいつも行列だ。
親子丼は西陣鳥岩楼も美味しかった。
07は"幕末の歴史の舞台へ"、新選組訓練所の壬生寺、屯所の八木家、前田邸は見学したが、島原の揚屋だった角屋もてなしの文化美術館にも行ってみたい。
08"近現代アート巡り"は殆ど体験していない。
京都国際ミュージアム、何必館・京都現代美術館、京都国立博物館、河井寛次郎記念館、重森三玲庭園美術館、細見美術館など。
建築物では中京郵便局、文椿ビルヂング、京都文化博物館、1928ビル、家邊徳時計店、など三条通に見所が多い。
09は"文豪ゆかりのスポット"、ドナルド・キーンは京大留学中フランソア喫茶室に通ったそうだ。
10"片泊まりで気分は京都人"の旅館泊は残念ながら全く経験がない。
たまに京都生活4-23_地球の歩き方
「地球の歩き方 2023-2024 京都」を読んだ。
海外旅行の定番本、国内版は初めて買った気がする。
巻頭特集に"京都でしたいこと10"があった。
01世界遺産の寺社を訪ねる →全17ヶ所達成 02花街で舞妓さんに会う →遭遇は多々あるがお座敷経験なし 03艶やかな桜と紅葉の絶景巡り →紅葉は結構観たが桜体験は少ない 04モダンな雑貨を手に入れる →殆どなし、照会ページには、カクカメのがまぐち、永楽屋細辻伊兵衛商店の手ぬぐい、鳩居堂、竹笹堂、裏具の文具、ちどりや、京乃雪、かづら清老舗、上羽絵惣の化粧品など、加えて"京の逸品10"のページには、内藤商店の箒、阿以羽の京うちわ、箱藤商店の桐箱、市原平兵衛商店の箸、なちやの漆器、松栄堂のお香、一保堂茶舗のお茶、清課堂の錫製品、丸益西村屋の京友禅、舞扇堂の扇子、がある。
05文化体験で知を深める →殆どなし、照会ページには、座禅、写経・写仏、聞香、伝統芸能鑑賞、など。
たまに京都生活4-22_Blue 修行中
先月のNHKBS「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 門出の桜」では、醍醐寺や琵琶湖疏水、伏見運河などの桜を映していた。
「京都人の密かな愉しみ」は、常盤貴子主演で2015年から17年にかけ5作放映された。
「Blue 修行中」は設定、キャストを変え17年から開始、5作目で最終回になる。
主役の林遣都は、前作の中のオムニバスドラマで「洗い屋」の跡継ぎ、本作は庭師見習いを演じた。
高岡早紀もオムニバスで陶芸家の夫を捨てた妻、本作では主人が家出した老舗料亭の女将役だ。
前作で団時朗演じたエドワード教授はそのまま登場して、庭師の母親のバーで飲んでたりするので面白い。
前回は修行中の同級生5人の恋愛模様で、庭師と陶芸家(吉岡里帆)の復縁、京野菜農家(毎熊克哉)とパン屋(趣里)の結婚、女将から板前(矢本悠馬)への打診、など持ち越していたが、それぞれ収まった。
紹介された長岡京のブランド"白子筍"の料理を味わってみたい。