hiroy's blog

令和3年秋に京都と2拠点生活を開始

たまに京都生活4-21_水無月

京都手帖を眺めると"皐月"に続き"水無月"もいろいろ行事がある。

残念ながら5月15日の葵祭の行列は今年も中止になった。

6月に大きい祭りは無いが、市関連では、4日梅小路公園手づくり市、5日東寺ガラクタ市、随心院小町手づくり市、11日岡崎公園平安楽市、15日知恩寺百万遍さんの手づくり市、21日東寺弘法市、25日北野天満宮天神市、26日上賀茂神社手づくり市、などある。

*ちょこっと英語で京都案内* に和菓子水無月の紹介があった。

June 30th is the day when people eat these summer traditional Japanese sweet called "Minazuki".

Minazuki is the old name of June in Japan and has a triangular shape which represents ice.

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たまに京都生活4-20_伏見散歩

川崎に戻る前日、高槻の実家に帰郷していた友人と待ち合わせ、伏見まで飲みに行った。

高槻は阪急で京都河原町駅まで30分ほど、JR京都線も使えるので便利だ。

京都・大阪間は淀川沿いにJR、阪急、京阪が並行するが、各線の連絡はあまり良くない。

近鉄は京都駅から奈良方面に向かい、丹波橋で京阪と連絡する。

祇園四条から京阪で伏見桃山へ、この辺りは久しぶりだ。

以前来た時は昼間で、御香宮神社、旅籠寺田屋、キザクラカッパカントリー、月桂冠大倉記念館など回った。

寺田屋坂本龍馬が襲撃された船宿、鳥羽・伏見の戦いで焼失し、隣地に再現された。

柳並木に挟まれた水路を進む十石船や白壁土蔵の酒蔵群は風情がある。

今回は大手筋通に近い"伏水酒蔵小路"へ、細長い建物内に9店舗が並び、どこの店に座っても出前システムで他店の料理と酒を注文できる。

きき酒セットで、甘口から辛口まで6種類の純米酒を堪能した。

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たまに京都生活4-19_岡崎散歩

GW中よくワンコと岡崎周辺を散策した。

八坂神社、円山公園から北にスタート、知恩院、青蓮院の門前を通り、三条通を渡って神宮道を上がると平安神宮の大鳥居が見える。

岡崎疏水を渡り、左に国立近代美術館と府立図書館、右に京セラ美術館を眺めながら進むと、岡崎公園でフェスを開催していた。

大型ワンコが沢山いたのは"ぶる好きによる、ぶるのためのドッグイベント"だったからだ。

西向かいのロームシアター京都は1階に蔦屋書店とスタバ、2階に京都モダンテラスがある。

スタバのテラス席は雨が降っても2階の庇で濡れないのがいい。

モダンテラスのテラス席は開放感がありワンコ同席可、公園の新緑を眺めながら気持ちがいい。

帰りは疏水から流れる白川沿いに歩き、東山駅近くの古川町商店街をぶらついた。

東大路を渡り川沿いに進むと巽橋、この祇園新橋一帯は伝統的建造物群保存地区に指定されている。

他に産寧坂、上賀茂、鳥居本が同じ保存地区になる。

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たまに京都生活4-18_宇治散歩

GWの人混みを避け、京都市街から少し離れた宇治に向かった。

JR京都駅より奈良線で30分弱、藤森駅からは単線区間のため、待ち合わせに時間が掛かる。

来春城陽駅まで複線化が完了する見込みで、便利になりそうだ。

宇治駅から平等院に向かうと、本尊の阿弥陀如来坐像をお祀りする鳳凰堂の待ち時間は2時間半、お堂は諦めて浄土庭園とミュージアム鳳翔館を拝観した。

楽器を奏で舞を舞う雲中供養菩薩の数々はいつ観ても微笑ましい。

藤棚の見頃は終わっていたが、庭園はワンコと散歩できるのがいい。

参道も賑わっていて、ワンコ同伴可のカフェレストラン ICHIGO はランチが既に売り切れ、隣りのスタバテラス席で軽く食べた。

宇治川の中洲塔の島へ、橘島から朝霧橋を右岸に渡る。

"さわらびの道"を進み、日本最古の神社建築といわれる宇治上神社にお参りした。

こちらも世界遺産、宇治も見所が多い。

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たまに京都生活4-17_清水寺縁日

GW前日に上洛、すぐにワンコと清水寺へ向かったのは、山門前で初開催の市があると聞いたからだ。

本尊千手観音菩薩に因んで、不動尊ご縁日の市「1000 market(サウザンドマーケット)」と銘打ち、これから毎月28日に開催するらしい。

建仁寺南の八坂通りを東へ進み、東大路を渡って夢見坂を上がると正面に八坂の塔、その先産寧坂から清水坂と続く参道は結構な人出だった。

行動制限のないGWは3年ぶりで、賑やかな修学旅行のグループも多く、コロナ前の活気が戻った感じだ。

縁日の謳い文句は「日本の伝統文化の継承」、敷居が少し高かったせいか、あるいは初回で厳選したためか、出店は「いづ重」など11テントと少なかった。

今後の発展を楽しみにしたい。

帰りは人混みを避け茶わん坂を下った。

こちらは京焼・清水焼発祥の地といわれ、陶器店が多く地味なので閑散としている。

清水道とかなり高低差があり、途中崖崩れ事故の現場が生々しかった。

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たまに京都生活4-16_卯月

京都手帖を眺めると"卯月"もいろいろ行事が多く、各所で春祭りが催された。

今月NHKBS「CORE KYOTO」の再放送で"やすらい祭り"を取り上げていた。

今宮神社など紫野で千年以上続く、人々の無病息災を願う祭りで、"鞍馬の火祭り"や"太秦の牛祭り"とともに京都の三大奇祭に数えられる。

"花鎮めの祭り"とも言われるのは、桜の花が散ると同時に疫神も飛び散り、村に疫病が蔓延すると信じられたためだ。

疫神を呼び寄せるため、屈強な若者が赤鬼に扮して氏子を回り、踊りを奉納する。

今年は4月の第2日曜に神事のみ行われたようだ。

29日からのGW中は、青蓮院門跡と飛地境内の将軍塚青龍殿で"春季ライトアップ"がある。

池泉回遊式庭園の門跡に数度参拝したが、東山山頂の将軍塚まで上ったことがない。

木造の大舞台からは京都市内を一望できるそうだ。

この期間三条京阪駅から循環バスが出るようなので、京の夜景にトライしたい。

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たまに京都生活4-15_六波羅蜜寺

家から南に暫く歩くと六波羅蜜寺がある。

正月に初稲穂と皇服茶を授かった古刹で、醍醐天皇の皇子、空也上人が悪疫退散のため951年に開創した。

平安後期、六波羅は平家一門の拠点として栄えたが、没落の時に兵火を受け本堂のみが残り、寺域としては小さい。

今月BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」で、東博の「空也上人と六波羅蜜寺」展を紹介していた。

運慶の四男・康勝作の重要文化財空也上人立像」が半世紀ぶり東京にお出ましになったそうだ。

念仏を唱える口から出た6体の小さな阿弥陀は"南無阿弥陀仏"を現す。

像を横から映すと前傾姿勢がよく分かる。

寺の宝物館で拝観したときは、本物を見た感動と想像より小さい印象を受けたが、姿勢まで気付かなかった。

東博ではぐるりと後ろ姿まで確認できるので見てみたい。

もう一つ教科書に載っている仏像は「平清盛坐像」で、こちらも入道のリアルな迫力がある。

他にも仏師親子「運慶・湛慶坐像」など見所が多い。

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