たまに京暮らし5-13_京都案内
題名の著者は1920年西陣生まれの生粋の京都人、民族学の大家で、選書版が1987年に出版されている。
本文の各項は1950年から60年代にかけて発表したもので、京都案内の古典と言える。
明治2年に日本で最初に開校した小学校は中京の柳池小学校(現中学校)、最初の中学校は府立京都第一中学校(現洛北高校)、最初の女学校は府立京都第一高等女学校(現鴨沂高校)だそうだ。
先生は府立京都一中、第三高等学校から京都大学理学部、大学院と進み、教授を経て国立民族学博物館の初代館長に就任された。
本書も「京ことば」の解説が興味深い。
どすえ、お豆さん、おしゃもじ、マルペケ、ございます、ひちや、セエ・パア、だんなはん、はよいこ、しいへん・せぇへん・しやへん、あてらしらんで、ちかはった、おいでやす、いてさんじます、そうどっしゃろ、きつうきつう堪忍どっせ、アテ、どんぶりこ、など。