たまに京暮らし5-22_南座体験
5月6日は「南座春の舞台体験ツアー」の11時の回に出掛けた。
5月2日から8日まで、一日に6回、1回約30分開催される。
料金は一律1800円、「花道」を通って歌舞伎の舞台に上がり、「迫り」や「廻り舞台」を実際に体験する面白い企画だ。
舞台機構を体験する前後の時間も、館内ロビーや各階を見学できて楽しい。
南座は2018年10月に改修工事が終わり、客席は1階席から3階席まで1082席、重厚な設えだ。
舞台に上がると、客席が思ったより近い印象を受けた。
併設のとらや四條南座店で土産品を購入し、四条河原町交差点に開店したばかりのペットカフェ"わんにゃHouse"に行ってみた。
わかさ生活の実験店舗?で、ブルーベリー味のカレーが美味しい。
たまに京暮らし5-21_日吉大社
5月4日は、池田市に帰省していた友人が京都に遊びに来たので、大修理が終わった清水寺に久しぶりに出掛けた。
GWのピーク、しかも超人気スポットで、清水坂は外人客でごった返していた。
5日は、京阪京津線でお隣りの大津市へ、終点の浜大津駅で下車し、近くの旧東海道宿場町を散策した。
開店前に客が行列していた和菓子店の餅兵で大福を買い、琵琶湖畔のなぎさ公園で美味しくいただいた。
公園近くの京阪石山線石場駅から乗車、瀬田駅で下車し、有名な瀬田の唐橋を渡って、近江国一ノ宮建部大社にお参りした。
日本武尊を主祭神とし、675年に東近江から遷座した古社だそうだ。
参拝後は瀬田駅に戻り、石山線で京阪坂本比叡山駅へ向かった。
15分ほど坂を上がると日吉大社の大鳥居に着く。
たまに京暮らし5-20_橿原神宮
5月3日も京都を離れ、奈良の橿原市と明日香村に向かった。
京阪三条から丹波橋で近鉄に乗り換え、急行で八木西口駅まで1時間ほど、まず今井町を散策した。
江戸時代の町並みが残る重要伝統的建造物群保存地区で、約500棟の伝統的家屋が並ぶ。
続いて二つ先の橿原神宮駅で下車し、畝傍山の麓の広大な社にお参りした。
境内は緑が多く、水辺もあって清々しい。
参拝したあと駅東口に回り、明日香レンタサイクルで、変速機なしのママチャリ(1台1000円)を借りた。
荷台の籠にワンコを入れたデイパックを置き東に出発、甘樫丘を目指した。
展望台からは畝傍山、耳成山、天香具山の大和三山や、飛鳥寺、飛鳥宮跡を望み、歴史ロマンを感じる。
甘樫丘近くの飛鳥寺は、かなり賑わっていた。
飛鳥宮跡を通って岡寺へ、急坂でチャリを押して上ったが、本堂までなかなか険しい道のりだ。
日本最大の塑像、如意輪観音座像と境内からの眺望が素晴らしい。
たまに京暮らし5-19_大文字火床
5月2日も市中の混雑を避け、大文字山に登ることにした。
といっても、465mの山頂ではなく、手前の五山送り火"大文字"の火床までだ。
三条京阪から地下鉄東西線に乗り蹴上駅下車、インクラインを経由して哲学の道へ。
疏水沿いのグリーンテラスで腹ごしらえして、銀閣寺の先、八神社の脇から登山道に入った。
火床まで40分ほどだが、ワンコを抱えて階段を上るのは少々辛い。
そのうえ晴天で暑かったが、火床に到着して視界が広がると、市内一望の大パノラマに目を見張った。
暫く座っていると、ワンコ連れのご婦人が上がってきた。
お話しを伺うと、自宅から山の下まで自転車に載せ、山道は一緒に登ってきたそうだ。
徳之島の保護野犬を2年前に引き取った、と聞いてさらに驚いた。
下りのルートは、法然院の墓地に入る道、霊艦寺とノートルダム女学院の間の道、など教えて頂いたが、迷子になっても困るので、もと来た道を帰った。
たまに京暮らし5-18_一休寺
5月1日は京都市内の混雑を避け、京田辺市の三寺を回ることにした。
酬恩庵一休寺は、丹波橋駅で京阪から近鉄に乗り換えて新田辺駅下車、歩いてすぐのJR学研都市線京田辺駅を越えて15分位の道のりだった。
一休寺は新緑に溢れ、枯山水の石庭に心が落ち着く。
一休禅師は後小松天皇の落胤とされ、境内の墓所が宮内庁管理だったことに少し驚いた。
近くのワンコ可"きんこやかふぇ"でランチを取り、タクシーで大御堂観音寺(普賢寺)に向かった。
お目当ては国宝十一面観音立像、ご住職の説明を伺いながら、触れるほど近くで拝観した。
木心乾漆像は希少で、中が空洞の脱活乾漆像と違い、重量(66kg)があるそうだ。
ご住職にはタクシーを呼んでいただき、また運転手さんには次に伺う寿宝寺に連絡いただいて、お陰さまで、本尊の重文十一面千手千眼観音立像をじっくり拝観できた。
たまに京暮らし5-17_都をどり
GW中は京都に滞在し、4月30日に初めて「都をどり」を観に行った。
主催は学校法人八坂女紅場学園、祇園甲部歌舞練場での開催は、令和の大改修とコロナ禍の影響で、7年振りということだ。
敷地内では、登録有形文化財の弥栄会館を一部保存活用する帝国ホテルが建設途中で、2026年春に60室で開業するそうだ。
新歌舞練場の柿落としとなった第149回公演は「新華舞台祇園繁栄」と題し、4/1から4/30まで毎日3回行われる。
最終日14:20の回はほぼ満席、2階席一番奥のH列で4000円の席だったが、会場全体を見渡せるのが良かった。
1時間ほどの公演に第一景から第八景まで詰め込まれ、芸舞妓の艶やかな舞いが披露される。
どの舞いも素敵だったが、第四景「祇園祭祝鷹山」は、昨年196年振りに祇園祭後祭の山鉾巡業に復活した鷹山が登場する。
昨夏初めて観た祇園祭の高揚感を思い出した。
たまに京暮らし5-16_一周トレイル
ナカニシヤ出版の「京都一周トレイル マップ&ガイド」を読んだ。
京都市街をぐるりと取り囲む全長約130kmのトレッキングコースは、東山、北山東部、北山西部、西山、京北からなる。
一番ポピュラーな東山コースは ①伏見桃山駅〜稲荷奥社 9.5km ②伏見稲荷駅〜蹴上 10.3km ③蹴上〜浄土寺橋 7.1km ④浄土寺橋〜ケーブル比叡駅 7.2km となる。
③で登る「五山送り火」の大文字山は標高465m、④のケーブル比叡駅は700mと結構な高さだが、天気の良い日に頑張って登りたい。
北山東部はケーブル比叡〜二ノ瀬、北山西部は二ノ瀬〜高雄白雲橋、西山は高雄白雲橋〜苔寺谷、京北は細野〜ウッディ京北、となる。
この中で唯一歩いたのは、西山コース ①高雄白雲橋〜嵐山渡月橋 10.3km の一部だ。