hiroy's blog

令和3年秋に京都と2拠点生活を開始

たまに京暮らし5-4_金平糖

中公新書佐藤洋一郎著「京都の食文化」を読んだ。

京の風土、歴史、嗜好、名店から京ブランドまで幅が広い。

口絵もカラー写真で、老松の花びら餅、ひちぎり、水無月、亥の子餅、亀屋良永の大原路など和菓子と、緑寿庵清水の金平糖製造の工房、聖護院カブ、鹿ヶ谷カボチャ、聖護院ダイコン、壬生菜、九条ネギなどの京野菜と樋口農園の振り売りの様子、マダム紅蘭の「賀茂茄子と海老烏賊の唐辛子炒め」、進々堂大北門前店内など広範囲になる。

緑寿庵清水は1847年創業、日本唯一の金平糖専門店だ。

大きい釜の中をザザーと何度も転がって成長する金平糖製造の様子は、テレビ番組で見たことがあった。

少量で結構なお値段なので中々買えなかったが、昨秋知人から季節限定の栗風味をいただき初めて食べたところ、上品な甘さ、味わいが病みつきに。

本店は百万遍だが、家の近くに祇園店を発見したので、たまに贅沢してみたい。

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