hiroy's blog

令和3年秋に京都と2拠点生活を開始

たまに京都生活4-43_お茶の味

徳間書店永江朗著「ときどき、京都人。」に一保堂茶舗の項がある。

創業三百年、寺町通二条の老舗で、著者の町家から近い。

文中に、一保堂の奥さん、渡辺都さんのエッセイ「お茶の味」の紹介があり、文庫版を読んでみた。

島根から嫁いで日常感じたさまざまなことが、穏やかな語り口で書かれ、お茶のように心温まる。

美味しいお茶の淹れ方のページもあり、以前店内の喫茶室嘉木で、説明書き通りに時間を計って淹れたことを思い出した。

・一保堂のお茶っぱは大さじにたっぷり二杯が適量

・新茶は通常の煎茶より多少熱めのお湯で、湯冷しの時間を短めに50秒ほど待って淹れる

・ほうじ茶は湯冷しせず、熱湯をそのまま使い30秒を目安に抽出する

・賞味期限切れの煎茶は、フライパンで焙じるとほうじ茶として飲める

・いり番茶は揉む工程がなく、開いた茶色い葉を炒るので焦げた香りがする

・一見落ち葉のような状態なので、急須でなくヤカンでたっぷり作る

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