たまに京都生活4-40_五条楽園
著者は1966年壬生で生まれ育った画家、漫画家で今は亀岡に住む。
5年前の単行本に加筆、文庫化したもので、新たに"魅惑の五条楽園周辺ガイド"が加わった。
今では想像できないが、五条通から七条通間の高瀬川沿いは、かつて"七条新地"とか"五条楽園"と呼ばれた花街だったらしい。
家から近く、たまに散歩するエリアで、此地の銭湯"サウナの梅湯"に入ったこともあるが、あまりその雰囲気は感じなかった。
ガイドによると、リッパなお茶屋建築や旧歌舞練場も残っているので、じっくり探索してみたい。
河原町五条の高瀬川沿いにある案内板を読むと、この辺りには左大臣源融の大邸宅河原院があったそうだ。
皇族所縁の地が、江戸から明治にかけ京都最大の遊郭の街になっていたことに驚く。