たまに京都生活4-6_雲母漬
岩倉に住む知人からすぐきと雲母(きらら)漬を頂戴した。
すぐきはカブの一種で、柴漬け、千枚漬けと合わせ京都の三大漬物といわれる。
冬が旬で爽やかな酸味が特徴だ。
ご飯が進むが、乳酸発酵漬物で食物繊維も豊富に含むため、整腸作用があるらしい。
雲母漬は小茄子を京都独特の白味噌で漬けたもので、元禄二年の創業以来一乗寺で手作りされている。
比叡山に通じる店前の道を雲母坂といい、此処で修行僧が中食する味噌漬けの名の由来となったそうだ。
少し甘めでコクのある味噌と小茄子の取り合わせが絶妙で、酒のアテにも良い。
近くには宮本武蔵所縁の一乗寺下り松や八大神社、額縁庭園の圓光寺、サツキの庭が美しい詩仙堂丈山寺、門跡寺院の曼殊院など名跡が多いが、比較的観光客の少ないエリアなので、紅葉どきによくサイクリングした。