京都二拠点生活3-10_仁和寺対局
10月22・23日、総本山仁和寺の宸殿で開催された竜王戦第二局をアベマTVで観た。
仁和四年(888年)創建の旧御室御所は世界遺産だが、この期間は御所庭園の拝観を停止したそうだ。
豊島将之竜王に藤井聡太三冠が挑む棋界最大のタイトル戦は、藤井が2連勝して四冠に一歩近づいた。
豊島にとって仁和寺は、2019年広瀬章人当時竜王に、また昨年は羽生善治九段に勝利した験のいい対局場だったが、今回は19歳の藤井に僅か70手で敗れ、通算成績も9勝10敗と負け越した。
世代交代には早いが、豊島は一回り年下の藤井に叡王のタイトルを先月奪われたばかりで、竜王も失うことになると無冠に陥る。
年齢に関係ない勝負の世界とはいえ、藤井の強さが際立っている。
今年度成績は35勝6敗、勝率0.853で、中原誠16世名人による半世紀前の最高記録0.855を更新する勢いだ。