9月に生活道具を部屋に運び込む際は、近くの三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺に2泊した。
"寺町通四条下る"の寺院境内に開業して1年、新しいホテルの1階に本堂が組み込まれている。
正式名称は多聞山燈籠堂浄教寺、知恩院を総本山とする浄土宗寺院で、御本尊は阿弥陀如来だ。
1171年頃、平清盛の長男重盛が東山の別邸(現正林寺)に御堂を建て、燈籠堂と称されたのが始まりで、平家滅亡により荒廃するも、室町時代の1449年に後花園天皇より寺名を下賜された。
1591年豊臣秀吉の洛中寺社整理により現在の地に移転したという。
ホテル宿泊者に限り朝勤行に参加できると聞き、早起きして20名ほどの一群に加わった。
暗く荘厳な本堂には金色の燈籠が灯され、第44世住職の読経のなか、参加者が順に焼香する。
住職のお話しを含め30分程で"朝のおつとめ"が終了したあとは、開祖法然と平重盛公の像が佇む堂内を見学させて頂いた。